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  • 執筆者の写真冨永ボンド

純粋な心の価値




どんなに絵が上手な者でも、誰かが描いた絵に対して「下手だ」と伝える行為は絶対にあってはならない。なぜなら、その者は、自分が下手だと言った絵を描くことが出来ないからだ。 いつもの繰り返しになるが、 作品の評価は「好き」か「嫌い」かの二択である。 作品を目の前にしてそれが嫌いもしくは間違っていると思った場合、自分の美的センスに引き摺り込むような行為あるいは批判的な言動による評価は自意識過剰でみっともないため控えた方が良いだろう。 これは美術の分野を批判しているわけではないので勘違いしないで欲しい。上手い絵が描ける人は羨ましい。それだけの努力をしているわけだし、私には描けない絵だから。心から尊敬します。 しかし、世の中の作品が全て美術の物差しで測られ評価されることに関しては、私は納得がいかない。 技術では敵わなくとも、我々の持つ独自性や作者の個性は、技術と等しく作品に込められた「魅力」であり「情熱」なのです。 私は無知を自覚しています。 私は無技術を自覚しています。 そしてそれらを持たないことを誇りに思います。 歳を重ねるごとに少しずつ失われる、誰もが生まれながらに持つ「純粋さ」という偉大でオンリーワンな感性を大切に「今しかできない表現」を楽しみながら、私は今後も作家活動に励みたいと思います。 No failure in Art. アートに失敗はない! 冨永ボンド


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