こんにちは!
ボンドで描く画家、冨永ボンドです。
突然ですが、ボンドアートとは何かのテキストをリライトしました。
◆ボンドアートとは?
ボンドアートは、冨永ボンド独自の画法である。画材に「ボンド」を使用する。
黄色いチューブと赤のキャップが印象的なコニシ株式会社の「ボンド木工用」は、主に、木や紙を”くっ付ける”ために使用する身近な日用接着剤である。おそらく、誰もが一度は使ったことがあるだろう。中身の色は通常「白」で、乾くと半透明になるのはご存知の通りだ。
しかし、ボンドアートに使用するボンドの色は白ではなく「黒」。ボンドに黒い水性塗料を混ぜ、黒に着色している。冨永ボンドの作品は多彩な色使いが特徴的なため、一見「様々な色のボンドを使っているのではないか?」と思われがちだが、ボンドは黒以外は使わない。
多色彩な面の部分は、水性の絵の具やアクリル絵の具を使い「筆」で描く。完成までの手順は、先ず筆で自由に絵を描き、次に色と色(面と面)の境界線を黒いボンドで縁取る。縁取りを終えたら、完成。創作手順が単純明快であるため、完成度を悩まなくて良い。むしろ、絵の上手さや技術を反映することが難しく、ボンドの線の太さ・立体感・光沢が作品のディティールを制限するため優劣を作りにくいという、アートセラピーの分野ではこの上ない利点を生み出している。
黒のアウトラインは、画面を引き締める視覚的効果があり、1つ1つの形を決めていく作業は、心理学的に安心感を与える効果がある。面を黒でつなぐことは、ある意味、面を隔てること。つまり、つなぐ(接着する)とは、個性をカタチづくり際立たせることなのだ。
ボンドアートの役割はふたつ。人とアートをつなぎ、日常を豊かに彩ること。
絵を描く作業の大切さや、社会におけるアートの役割を多くの人に伝えること。
ボンドアートとは何か。それは、現代アーティスト「冨永ボンド」が夢・目標を実現するための「手段」であり、独自の画法と活動そのものが「世界にひとつだけの現代アート作品」なのである。
以上です。
どうかな。すっごく短くまとめて上記なんですけど、わかりやすいかなぁ....。
これからも、言葉の力でもっともっと多くの人にボンドアートを伝えます!
各作品群のコンセプトはこちらに掲載していますので、よろしければご覧ください。
さて、今月のボンドバ開放日は、7月28日(日)です。
しかし、私は秋田県へ出張のため不在です。
実は、8月も10月も不在なんです......
大変申し訳ありません!
でもボンドバは開けていますし、ボンドアート創作ワークショップも出来ます。
ボンドバ周辺には、31カ所のウォールアートがあるので、そちらも是非見て頂けると嬉しいです♪
No failure in Art.
冨永ボンド
Comments